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    首のイボ、どうやって取る?|40代が皮膚科で除去した体験と予防ケアまとめ

    10年ほど前から、首に小さなイボができ始めました。

    痛くもかゆくもない。でも、鏡を見るたびについ目がいってしまう。そんな状態がずっと続いていました。

    「生活に支障ないから」と放置すること10年。そのあいだにイボは少しずつ増え、あらためて数えてみると10個以上はありそうでした。

    普段はシャツの襟で隠れるものの、隠せない場面は意外と多いです。

    歯医者や整形外科で仰向けになるときとか、銭湯とか。わたしは水泳が趣味なので、プールで首もとがあらわになるのもいやだった。

    いつのまにか夏場はTシャツを避けて、襟付きの服ばかり選ぶようにもなっていました。

    思いきって皮膚科で相談し、レーザーで首のイボを除去してもらったところ、見た目がすっきりしたのはもちろん、気持ちまで軽くなりました。

    この記事では、首イボの正体から、わたしが受けたレーザー除去の体験談、市販クリームの実力、予防のためのスキンケア習慣まで、同じ悩みを持つ人に向けてまとめています。

    首イボが気になって夏もTシャツを着られなかった40代が、皮膚科でイボを除去した話。

    目次

    首のポツポツ、正体は「老人性イボ」だった

    10年以上前、しもやけで皮膚科にかかったとき、ついでに首のイボについて医師に聞いてみたことがあります。

    医師によると「加齢によるものだから心配いらない。とることもできるけど、紫外線が大敵だから、涼しくなった頃にまた来てください」とのこと。

    「悪性じゃないならいいか」と、けっきょくその後10年も放置したのですが、悪性ではないイボにも種類がいくつかあります。

    わたしの首にできたイボは「老人性イボ」です。

    そもそも「老人性イボ」とは?

    首にできるイボの多くは、医学的には「脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)」と呼ばれるものです。別名「老人性イボ」。

    「老人」といっても、20代後半から発生することもあります。40代以降であれば珍しいものではなく、80代ではほぼ全員に見られるといわれています。

    ウイルス性のイボとは違い、人にうつることはなく、良性の皮膚腫瘍なので、がん化することはまずありません。

    主な原因は、加齢による肌の変化と紫外線の蓄積です。長年浴びてきた紫外線が肌にダメージを与え、表皮の細胞が増殖して盛り上がることでイボになります。そのほか、摩擦や乾燥、遺伝的な体質も影響するとされています。

    特徴をまとめると・・・

    • 色は肌色から褐色、黒っぽいものまでさまざま
    • 大きさは数ミリ程度のものが多い
    • 表面はザラザラしていたり、つるっとしていたりする
    • 痛みやかゆみは基本的にない
    • 自然になくなることはなく、年齢とともに増えていく

    当時の紫外線への意識が低すぎたのが痛かった。顔はともかく、首まわりに日焼け止めを塗るなんて思いつきもしなかった。

    「放置しても大丈夫」と思っていた、あの頃のわたし

    わたしの場合、最初に首のポツポツに気づいたのは30代でした。まだその頃はかなり小さくて、目立たないホクロ程度だったので、とくに何もしませんでした。

    ところが、いつのまにかイボの数は増えて、サイズも大きくなっている。強くひっぱっても、全然ちぎれません。

    あとで知ったけれど、ひっぱったり、こすったりはNG。悪化するので、触らないようにね。

    良性とはいえ、自然に消えることはありません。そして厄介なことに、年齢を重ねるほど増えやすくなります。

    今ふりかえると、もっと早く皮膚科で処置してもらえばよかったと思っています。

    ついに除去!炭酸ガスレーザー体験記

    首にできたイボを10年放置した結果、だいぶ目立つ状態まで悪化してしまいました。ちょっと離れた距離からでも、首にできものがあるとわかるレベルです。

    40代になってヒゲ脱毛を受けはじめた頃で、美容意識があがってもいたので、イボの存在がどうにも許せなくなり、ネットで調査をはじめました。

    近隣の皮膚科の料金を調べたところ、個数や大きさで料金を設定していることが多いとわかりました。

    「まとめて10個」など、お得なプランをやっている皮膚科も多い。

    「美容クリニックは少々高くなりそうだが、皮膚科ならどこで受けても大差なさそう」と結論づけ、もっとも自宅から近い皮膚科で受けてみることにしました。

    治療法は3つ。わたしがレーザーを選んだ理由

    皮膚科で相談したところ、首イボの除去方法には主に3つあると説明されました。

    液体窒素による凍結療法:
    保険適用で費用を抑えられるのがメリット。ただし、1回では取り切れないことが多く、何度か通院が必要に。また、治療後に色素沈着(シミのような跡)が残る可能性あり。

    ハサミや電気メスによる切除:
    隆起したイボに使われることがある方法。ただし、医師の技術によっては傷跡が残るリスクあり。

    炭酸ガスレーザー(CO2レーザー):
    レーザーでイボの組織を蒸散させて除去する方法。ピンポイントで照射できるため周囲の肌へのダメージが少なく、1回の治療で済むケースが多いのが特徴。ただし、自費診療になるため費用は液体窒素より高くなる。

    ※レーザーによる蒸散・・・レーザーの熱で組織中の水分が一瞬で蒸発し、それによって細胞ごと弾き飛ばされるように消えていく。

    事前の調べで、「液体窒素による凍結療法」は通院が多い点と、治療のあとが残りやすい点から、「ないな」と思っていました。最初からほぼレーザーのつもりでいたのですが、ハサミは予想外で、医者が冗談を言ったのかと思ったほどです。

    そのときは「いやいや、まさか」という顔で断ったのですが、あとで調べたところ、ハサミも効果的な方法として紹介されていました。

    もちろん文具のハサミと違い、医療用のハサミは数ミリ単位のイボを正確に切り取れるように設計され、きちんと滅菌もされています。ただし、ハサミは盛り上がったタイプのイボには有効ですが、平らなタイプはレーザーや電気メスを使うのが一般的です。

    わたしが選んだのはレーザーです。液体窒素やハサミにくらべると多少費用がかかりますが、少ない通院で済むこと(量にもよるが、施術自体は1回)、治療あとが残りにくいこと、痛くないことから、トータルでの負担は小さいと判断しました。

    当日の流れとかかった費用

    予約した日に皮膚科へ行き、まず医師の診察を受けました。この日はイボの診断と、治療方法を決めるだけの予定でしたが、ちょうど院長が戻ってきたことで、診察室がにわかにざわつき始めます。

    「今日これから手術を受けられるようになりましたけど、どうですか?」と看護師に言われ、なるべく通院の数を減らしたいわたしは即決でお願いしました。

    当日の流れはこんな感じです。

    • 除去するイボを指定する
    • 施術部位に麻酔クリームを塗り、30分ほど浸透させる
    • レーザーで1個ずつ照射(6個で10分程度)
    • 軟膏を塗って保護テープを貼り、終了

    イボは細かいものまで含めると10個以上ありましたが、あきらかに目立つ6個にしぼりました。

    照射の瞬間にかすかに痛みを感じましたが、余裕で我慢できる程度です。終わったあとも、ヒリヒリ感は軽いものでした。

    レーザー治療にかかった費用は以下。

    初診料2,200円
    手術代13,200円
    (2,200円×イボ6個)
    保護テープ440円
    合計15,840円
    2026年4月時点

    イボ6個の施術と初診料・麻酔代を含めて15,840円でした。わたしが受けた皮膚科では個数で料金が決まりましたが、イボの大きさが料金に関係してくる病院も多いです。

    「取り放題プラン」を用意している病院もあるので、除去したいイボが多い人におすすめ。

    手術後のケアについて

    施術後は軟膏を塗り、保護テープを貼るのが一般的です。わたしの場合はイボがそれほど大きくなかったのか、保護テープを貼られただけでした。

    この保護テープがスグレモノで、肌色で目立たず、傷口から出る浸出液を吸収してくれます。通常の絆創膏にくらべて、治りが早いとされています。

    この保護テープを一週間貼り続けるのですが、そのあいだ入浴も洗顔もOKです。ただし、保護テープは浸出液や水でふくらんでくるので、定期的に貼り換える必要があります。

    貼り換えは1日に1回くらい。保護テープは肌色で目立たないといっても、膨らんだところが白くなって目立ってくる。

    ふくらんでいない状態なら、全然目立ちません。しかも首もとなので、シャツの襟に隠れてくれます。

    もしかしたら気づいた人はいたかもしれないけど、指摘されたことは一度もなかった。

    一週間後に皮膚科で経過をみてもらい、問題なければ、保護テープをすべて剥がしていいと許可がおります。

    少しだけ赤みが残りますが、3ヶ月ほどで目立たなくなるのが一般的です。わたしの場合は1ヶ月ほどできれいになり、赤みもすっかり消えました。

    1年経って思うこと

    施術後しばらくは照射部位に赤みが出ていましたが、1か月ほどで目立たなくなりました(個人差あり)。1年が経った今、再発はありません。

    地味にいつも気にかかっていた首もとの悩みがなくなり、思っていた以上にストレスが減りました。襟のないシャツを堂々と着られるようになったおかげで、ファッションも変わったほどです。

    襟なしのシャツが増えて、ラフな感じになった。それに、首まわりがひらけた格好は、とくに暑い時期はラク。

    費用対効果でいえば、1万6千円ほどでこの快適さが続いているので、十分に元はとれています。

    「クリームで首イボが取れる」は本当?

    首イボ(老人性イボ)に効能があるとうたっているクリームや錠剤があります。これらはすでにできてしまったイボの除去はできません。

    あくまで、「肌をなめらかに整える」「ターンオーバーをサポートする」「角質をやわらかくする」といった保湿・肌ケアの範囲での効能が中心です。

    理由は、老人性イボがウイルス性のイボとは根本的に異なるからです。ドラッグストアなどで売られているイボ用の薬(サリチル酸配合のものなど)は、ウイルス性のイボ(尋常性疣贅)を対象としたものであり、老人性イボ(脂漏性角化症)には効果が期待できません。

    「ヨクイニン」という漢方成分もよく話題になりますが、これもウイルス性イボ向けの成分です。老人性イボに対するエビデンスは十分ではありません。

    保湿クリームとして肌のコンディションを整えること自体には意味がありますが、「クリームでイボが取れる」という期待は、持たないほうが賢明です。

    気になるイボがあるなら、まずは皮膚科を受診するのが確実な第一歩です。

    首イボを増やさないための予防ケア(3つの習慣)

    首イボを取ってからが大事です。せっかくお金や手間をかけて除去したのだから、再発はぜったい避けたいですよね。

    わたしが皮膚科の先生から教わったことと、自分で調べた情報をもとに、日常でできる予防ケアを3つにまとめました。

    • 紫外線対策──首にも日焼け止めを塗る習慣
    • 保湿ケア──首もとの乾燥はイボのもと
    • 摩擦を減らす──無意識のクセが首イボを育てている

    わたしは首イボの除去後、この3点をきちんと守ってきたおかげか、まったく再発していません。

    また、もともと目立たなかったので、手術まではしなかった小さなイボがいくつか残っているのですが、悪化しないどころか、より目立たなくなっています。

    もしそれらが茶色くなるようなことになれば、あらためてレーザーで除去するつもりでいますが、今のところその気配すらありません。

    完全になくすには病院での除去が必要だけど、日々のケアを続けるだけでも、小さなイボくらいなら、色みや質感がまわりの肌に馴染んでくれる。

    ①紫外線対策(首にも日焼け止めを塗る習慣)

    老人性イボの大きな原因のひとつが、紫外線の蓄積です。顔に日焼け止めを塗っても、首まできちんと塗っている人は意外と少ないのではないでしょうか。

    わたしもかつては、顔に塗ったあと手に残ったクリームを首に軽く撫でつける程度でした。日焼け止めは思った以上にたっぷり塗らないと効果がいまいちなので、首に紫外線ダメージが蓄積するのは当然です。

    今は、顔とは別に、首のためにしっかり日焼け止めを使っています。

    ポイントは「首の後ろ側」も忘れないこと。襟のない服を着る日はとくに意識しましょう。

    ②保湿ケア──首もとの乾燥はイボのもと

    乾燥した肌はバリア機能が低下し、紫外線や摩擦のダメージを受けやすくなります。顔のスキンケアのついでに、化粧水や乳液を首もとまで広げるだけでも違います。

    わたしの場合、化粧水はあらかじめ多めに手にとり、顔のあと首からデコルテにかけてしっかり馴染ませるようにしています。美容液と乳液も同様です。

    保湿ケアをがんばれば、首イボの予防だけでなく、エイジングケアにも効果的です。

    スキンケアについては、以下の記事でくわしく解説しています。

    ③摩擦を減らす──無意識のクセが首イボを育てている

    首イボの原因として見落とされがちなのが、日常的な摩擦です。

    皮膚科の情報でも、繰り返しの摩擦刺激が首イボの発生に関与するとされています。紫外線や加齢だけでなく、「こすれ」そのものがリスクなんですね。

    やっかいなのは、自分では気づきにくい摩擦が多いこと。わたしが意識するようになったポイントを挙げてみます。

    首をさわるクセ:
    考えごとをしているとき、無意識に首やあごまわりを触っていませんか? わたしはデスクワーク中にこれをよくやっていました。触る=摩擦なので、気づいたら手を下ろす、それだけでも違います。

    タオルでゴシゴシ拭く:
    お風呂上がりや汗をかいたあと、首まわりをタオルでゴシゴシ拭くのもNG。やさしく押さえるように拭くだけで、摩擦はかなり減ります。

    衣類・アクセサリーの素材選び:
    タートルネックやマフラーなど首に触れるものは、チクチクしない素材を選ぶのがおすすめ。ネックレスも、長時間つけっぱなしにしないほうがいいです。

    どれも特別なことではなく、「あ、いま首こすってたな」と気づけるかどうかの話です。気づいたら減らす。その積み重ねが、新しいイボをつくらない習慣になっていきます。

    首イボを放置するとどうなる?

    「良性だから、放っておいても大丈夫でしょ?」わたしも最初はそう思っていました。

    たしかに、首イボは良性の腫瘍で、健康被害はほとんどありません 。ウイルス性のイボとは違い、人にうつることもないです。

    ただ、「健康に害がない」と「放置していい」はイコールではないんですよね。

    複数の皮膚科の情報をまとめると、放置した場合のリスクは大きく3つに整理できました。

    数が増え、大きくなる可能性がある:
    首イボは放置しても自然に消えることはなく、数が増えたり大きくなったりするケースが珍しくありません。加齢や紫外線、衣類の摩擦といった原因が日常的に続く以上、できる条件がずっと揃っている状態だからです。わたしも「1〜2個だし、まあいいか」と思っていたのが、気づけば10個以上に増えていました。

    見た目の「老け感」に直結する:
    首にイボがあると、肌全体の印象が老けて見えることがあります。40代になって「清潔感」が気になり始めた男性にとって、首もとは意外と目につく部位です。ワイシャツの襟もとから見えるポツポツは、自分が思っている以上に人の目に入っています。

    まれに、放置してはいけないイボが混じっている:
    ほとんどの首イボは良性ですが、急に大きくなる、出血がある、黒や茶色で直径7mm以上といった特徴があるイボには注意が必要で、悪性腫瘍の可能性もあります。自己判断が難しいからこそ、一度は皮膚科で診てもらう意味があります。

    放置すると「先送りコスト」が発生する

    ここからはお金の話です。

    首イボは放置して数が増えるほど、治療費も比例して上がります。わたしの場合、6個の除去で約1万6千円でしたが、これが20個、30個になっていたらそれくらいでは済みません。

    クリニックによっては、個数が増えるとまとめて割引になるプランもありますが、それでも数が少ないうちに取るほうが安く済むのは間違いありません。

    保護テープの管理などのアフターケアも、数が多いほど大変。

    FP的にいえば、これは典型的な「先送りコスト」です。住宅の修繕や歯の治療と同じで、小さいうちに対処すれば比較的安く済むものが、放っておくと金額が膨らんでいく。「まだ大丈夫」と思っている今が、じつはいちばんコスパのいいタイミングかもしれません。

    いっぽうで、予防のほうはそこまでお金がかかりません。日焼け止めを首まで塗る、保湿を首もとまで伸ばす。どちらも顔のスキンケアの「ちょい足し」でまかなえるので、追加コストは月数百円ていどです。

    「放置しても死なないけれど、放置するほどお金がかかる」。治療することが前提ですが、FP目線で首イボを見たら、こういう結論になります。

    2~3万で済むうちはまだ気軽に受けられるけど、これが5~10万にもなってくると、施術をだいぶ迷うね。

    まとめ──まずは「首に日焼け止めを塗る」ことから

    この記事のポイントをまとめます。

    • 首にできるポツポツの多くは「老人性イボ(脂漏性角化症)」で、良性の皮膚腫瘍
    • 自然に消えることはなく、年齢とともに増えやすい
    • 市販のイボ用クリームや錠剤では除去できない
    • 皮膚科での除去は、炭酸ガスレーザーなら1回で済むケースが多い
    • 費用は自費診療で1個あたり数千円が目安
    • 紫外線対策・保湿・摩擦の軽減が予防の3本柱

    「いきなり皮膚科はハードルが高い」という人も多いと思います。そんなときは、まずは今日から「首にも日焼け止めを塗る」ことから始めてみてください。

    顔に塗るついでに首まで伸ばすだけ。それだけで、将来の首イボリスクを下げる第一歩になります。

    もしすでにイボが気になっているなら、悩んでいる時間がもったいないです。わたし自身、もっと早く行けばよかったと強く思っています。

    ともかく皮膚科に相談してみれば、こちらに合った治療法を提案してもらえるはず。

    首もとがすっきりすると、想像していた以上に清潔感が上がります。この記事が、一歩踏み出すきっかけになればうれしいです。

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